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ドライバー参戦レポート 全日本ラリー選手権 第1戦 ツール・ド・九州 in 七山 第2戦 MACラリー2005 第3戦 シンフォニーラリー2005 第4戦 2005 RTC RALLY in SHINTOKU
東日本ラリー選手権 第1戦 FRCマウンテンクロスラリー2005 最終戦 FRCオータムプラクティス2005
ナビゲーター参戦レポート 全日本ラリー選手権 第1戦 ツール・ド・九州 in 七山 第3戦 シンフォニーラリー2005inひよし 第4戦 2005 RTC RALLY in SHINTOKU
東日本ラリー選手権 第1戦 FRC RallyMoutainCross 2005
2005全日本選手権ラリー ナビゲーター参戦レポート 第1戦 ツール・ド・九州 in 七山
毎戦違うナビとイベントを追う上原さんにも、そして犠牲者となるナビの皆さんにも申し訳なく思いつつ、「来年は絶対に全戦、出るんだ!!」という思いを支えにして、月300時間残業の日々を耐えて、なんとか生きて帰ってこれました。 そうして迎えた、今年の開幕戦。感無量です。 ああ、ラリー、ラリー。ラリー!ラリー!!あたし帰ってこれた!! のですが・・・ 相変わらず「マシン間に合わん!フェリーに乗せられなかった!木曜に自走で出るけど一緒に行くか?あ、飛行機はまとめてキャンセルしたよ」という上原さんからのメール。先週の、「ノートの読み合わせいつやる?」というメールはなんだったのでしょう・・・。 ああ、ラリー。1年前と何も変わってない・・・
木曜の午後に埼玉を出発し、交代で運転して、朝5時に福岡着。 そのままインテの中で仮眠を取り、レキに参加。 炎天下の中のレキで上原さんも私も体力を使い果たし、ラリー前日を楽しむ余裕もなく、ばったりと眠りに落ちました。ああ、いつも以上に過酷・・・。
こうして迎えた本番当日。 懐かしい面々と挨拶を交わしながら、準備を進めます。 今回の七山はフルグリッドで、Bクラスはなんと32台のエントリーです。 七山のコースは独特のリズムがあるために、全日本常連選手だけでなく、地元選手も大きな脅威です。完全には仕上がっていないインテと、体力ぼろぼろの私達2人、一体どこまでいけるのか!?
今回、SSは全部で16本。3本の林道を使って競技が行われます。 最初は比較的、上原さんが得意とする林道。私もここのノートはリズムをとりやすく、割と好きなところです。 ただ、今回からノートの作り方を若干変えたので、うまく読めるかどうかが不安。事前に練習もなしで、しかも1年のブランクの後。でもまあとにかく、読むしかないのだ。やってるうちにカンも戻るだろう、がんばろう!
SS2:(4.24km) この林道は、上原さんがあまり得意ではない林道。ここを苦手とする選手は割と多く、私もここのノートは毎回苦労するところ。 気合を入れて・・・スタート! 「ロング4R、20、ロング4.5から4.2Lアンド5R・・・!」 しかしなんだ、この4.5とか4.2って!? コンマ以下は読み上げにも時間をとるし、なるべくやめようって決めているのですが、でもそれでもどうしてもコンマ以下で読んでほしいときがあるのも理解できる。だから極力コンマ以下は作らないようにしていたはずなのに・・・ 今回、ヘンなコンマ以下が多すぎるっ!! 「クレスト、3.8Lアンド3.2Rアンド3.2L、ロング4R・・・」 い、忙しいっ!! ばたばた読んでいるとタイミングがずれた。ううう、うまくリズムが作れない。 ナビ本来の役割を果たせないままにゴール! だめだ、これじゃ読むので手一杯じゃん・・・悔しい・・悔しい! 前ゼッケンの曽根選手や岡田選手とはタイム差はないけれど、『七山番長』の異名をとる松尾選手からは、やはり3秒遅れている。 うむむ・・・
SS3:(2.60km) ペースノートの問題点はなんとなく分かってきた。ここらでいつもと同じレベルまではもっていきたい。焦らず、しっかり・・・ 3・・・2・・・1・・・スタート! 「3.5L、30、ロング3.2Lアンド3.5L、20、3.5R・・」 うお、いきなりコンマ以下の嵐。しかし必死で読む。ようやく周囲を見る余裕が出てきた。上原さんも、インテの感触をつかむのが難しそうだ。でも、お互いに少し、ノートにもマシンにも慣れてきたか? ここはトップの1秒落ち。距離が短いこともあり、トップ集団とは大きな差は開けられていない。このままペースを上げていきたいところ。
「んー。やっとこノートが普通に読めるようにはなってきたと思うけど・・でも、リズムが全然作れてないね。ごめん・・思ったよりブランクきついな。」 「そうだな・・まとめて読むところがね、こう読んでほしいな」 ふむふむ・・・じゃあノートに記号つけておくかな・・・と、下を向いてノートに書き込みながら移動区間を走っていたら・・・突然、マシンがツーッと滑る感触が?? 顔を上げると、右コーナーをそのまままっすぐ・・・!「ああっ!」と思ったときには、土手に刺さっておりました・・・しかも目の前には、よりによって岩が!2人同時に「な、なんで!?」「なんで??」 そして、窓の外からは「シューーーー・・・」という音が。バーストだ!
SS5:(4.24km):SS2と同じ だんだんとノートの感触が取り戻せてきたけれど、まだリズムがぎくしゃくしている感じ。上原さんも、マシンとうまく折り合いがつかないような様子で、いつものテンションにならない。しかもタイヤはだんだんたれてきて、とてももたない。 タイムはさっきより1秒近く落ちてしまった。どうも、少し足の感触もおかしいらしい。さっき土手に刺さったときのが原因か?あと1本走れば、サービスになる。なんとかそこまでいくしかない。
SS6:(2.60km):SS3と同じ ここでもタイムは1秒半落ちてしまった。 20分のサービスを挟んで、セクション2となり、また6本のSSを走ります。 サービスはたったの20分。足への影響が大きくなければいいけど・・・
【Leg1 Section2】 ばたばたとサービスを受け、時間ギリギリでサービスを出発。 足は特に問題なかった模様。これで安心してセクション2を走れます。 よっし!
SS7:(2.38km):SS1、SS4と同じ 同じコース、3本目。 タイムは、 SS1・・1:55.3 SS4・・1:56.0 SS7・・1:54.1 1本目より1秒タイムアップですが、トップからは3秒離されました。 きついな・・・
ペースノートは漸く取り戻せてきた感じですが、なんとなくまだ、ノートとリズムとマシンと上原さんが一体になりません。いつものラテンのリズムに乗っているときは、これら全部に一体感が感じられるのに、今日はそれがまだ・・・でも、焦りは禁物。そろそろきっと・・・!
SS8:(4.24km):SS2、SS5と同じ ここでもタイムは変わらずです。 トップは17秒を出してきました。その差6秒。距離が長いだけに、差も大きくなります。 SS2・・3:23.6 SS5・・3:24.2 SS8・・3:23.7 「ノートはようやく、いつものレベルに戻せたと思うけど・・でも、タイムがあまり上がらなかったね。読み上げ、良くなかった?」 「いや、ノートは今のでよかったよ。このインテがこのコースに合わないんだな。ここはこれ以上のタイムアップはきついかもしれん・・それより、タイヤがもたねえ。次のセクションで履くタイヤがもうないよ・・・!」
SS9:(2.60km):SS3、SS6と同じ 1本目よりもタイムが落ちてしまいました。タイヤがどんどん辛くなってくるのが分かります。耐えてくれる、と思ったところで耐えてくれなかったり。上原さんの調子は上がってきているのに、今度はタイヤがついてきてくれません。 トップ榊選手は2:04.7を出してきました。さすが七山キング・・・ SS3・・2:07.5 SS6・・2:09.1 SS9・・2:08.9
そして、このSSのゴール後、トラブル発生!なんとサイドブレーキが戻らなくなったのです。2人して必死に戻そうとするけれど、どうもボタンがひっかかってるのか、押せない状態。引けば引くほどサイドはがちがちと上がってきて、どんどんハマっていきます。 ボタンを力まかせに叩いたらようやくサイドは戻りましたが、こんな状態ではSSスタート時にサイドを引くわけにはいかなくなりました。むう、ますます厳しくなってきたな・・・
SS10:(2.38km):SS1、SS4、SS7と同じ このSSから、スタート時にサイドブレーキを使用できなくなりました。 さらに、かなりタイヤがたれてきている状態です。距離が短いこともあって、各車ともSS7とのタイム差はほとんどありません。 うちとトップとのタイム差は3秒。 SS1・・・1:55.3 SS4・・・1:56.0 SS7・・・1:54.1 SS10・・1:54.7 トップとの差を大きく詰めることは難しい上に、次のセクションでは、もう交換するタイヤがありません・・・どうしよう!?
SS11:(2.24km):SS2、SS5、SS8と同じ スタート時にサイドを引くことができない上原インテは、とても穏やかにスタート(笑)! タイヤはたれてきているけれど、ノートも上原さんの調子も良くなってきて、全体のリズムも悪くない。ただ、タイヤがついてきてくれれば・・・! こんな状態では、ノートの読み上げで少しリズムが狂っただけで、大変なことになってしまう。必死になって読み上げている途中、ふと顔を上げると、右側に人が・・・!OKサインもまだ持っておらず、大きく手で左に寄れと合図しているのが見えます。その先にはクラッシュした車が・・次のノートを見るために、もう1人がどうしていたのか、何号車だったのか分からなかったけれど、かなりの勢いで突っ込んだことが分かります。 大丈夫かな・・・と気になりますが、明日は我が身。このリズムを乱さないように、ひたすらノートを読み上げます。 あと少しでギャラリーコーナーだな・・という右コーナーで、ガン!という衝撃が。顔を上げると、なんとか道の上を走っています。感触からいって、路肩か土手にぶつけた感じ?急いでまた顔を戻してノートを読み・・・「ロング3R、30・・・」おかしい、もう右に曲がるGがきてもいいのに?と思った瞬間、さっきよりもすごい衝撃が車体に! 顔を上げると、目の前にガードレールががががが! さらに道に戻った瞬間、足元に、今までと違う嫌な感触が! 咄嗟に「まだいける?」と聞きましたが、上原さんはそのまま右の広い路肩に車を寄せて停車。「無理!バースト!足も多分・・・」 私はOKサイン、上原さんは三停板をつかんで走り出て、後続車へ合図・・・ こうして開幕戦は・・・私の1年ぶりのラリーは終わりました。
後続車が全て通過後、積載車でギャラリーコーナー先の広場まで運んでもらい、タイヤ交換と点検。ロアアームがかなりひどく曲がっている模様。 帰りかけていたギャラリーの皆さんも戻ってきて、パシャパシャと記念撮影が始まりました(笑) どうやら私達がクラッシュした音は、数コーナー先のギャラリーコーナーにも聞こえていたらしく、その音だけでどよめきが起きたとか(笑) そんなにひどくぶつかったわけじゃないですけどね・・・(多分)
全車通過後、実況見分してみました。