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テスト&レポート

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バイク、クルマ雑誌のフリーライター安藤佳正が世のカー用品をテスト&レポート!

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ナプロGX以外の商品は当社での販売を行っておりません。
  商品に関するお問い合わせ等は各メーカー・発売元へお願いいたします。


飛燕・ACエステルパワーブースト
標準価格: 3150円(税込・工賃別)
発売元: ソニック
http://www.hien.jp/

今やエアコンは車内空調の必須システム。夏のみならず1年を通して作動させているユーザーも少なくないでしょう。筆者自身2台あるクルマのエアコンスイッチは1年中オンになっており、季節に合わせて温度を調整して使っています。そして、エアコンのコンプレッサーを動かす動力はエンジンから直接取られており、これが少なからずパワーロスになっていることも皆さんご存知だと思います。特に小排気量車で顕著に感じられる「エアコンをかけると発進加速や登坂能力が低下する」という現象はそのためです。

このエアコンによるパワーロスを少しでも減らせないだろうか、と開発されたのが今回紹介する『ACエステルパワーブースト』。コンプレックスエステルと呼ばれる100%化学合成オイルを主成分に各種添加剤を配合したもので、これをエアコンシステム内に添加することでコンプレッサーの作動抵抗を減らし、圧縮を高める作用があります。通常のオイルの分子がソフトボール大だとすると、コンプレックスエステルの分子はパチンコ玉程度で、これがコンプレッサー内部の隅々にまで行き渡り潤滑性と圧縮を高める大きな要因になっています。

早速テスト車の先代ヴィッツ1.5RSに添加。作業はエアコンラインの低圧側プラグに専用ツールを接続し、エアコンを作動させながら注入するだけ。わずか数分の作業ですが、専用ツールが必要なのでDIYは事実上無理。工賃はショップや作業の難易度によって差が出てきますが、簡単なクルマならば1500円〜2000円というところでしょうか…。全国の販売施工ショップリストがソニックのホームページに掲載されていますから、最寄のショップを探して確認してみてください。

さて、テストはシャシーダイナモによるパワーチェックと、デジタル温度計による車内温度変化の2パターンで実施しました。

まずはじめにパワーですが、添加前にエアコンオフの状態で計測すると110馬力。次にエアコンを作動させて計測すると106馬力まで低下しました。エアコンがピークで4馬力も食っているわけです。続いてACエステルパワーブーストを添加しエアコンオンの状態で計測すると、なんと108馬力まで回復。パワーカーブを見ると全回転域でちょうど添加前のエアコン未使用とエアコン使用の中間を通っており、「これなら十分効果を体感できそう」という印象でした。

次に、内気循環でヒーターをかけて室温を30℃強まで上げた状態から、エアコンスイッチをオンにして温度設定を最低にし、ダッシュボード上とエアコン吹き出し口の2ヵ所で、6分後、10分後の温度変化を調べました。結果は表の通り。明かに冷却効率が向上していることが実証されました。

 

添加前 添加後
室内 吹出口 室内 吹出口
開始時 30.9℃ 30.9℃ 31.6℃ 30.8℃
6分後 29.4℃ 16.3℃ 29.5℃ 14.5℃
10分後 28.0℃ 15.2℃ 27.7℃ 13.5℃

筆者個人の初期型イストでの実走テストでも、エアコン使用時の発進加速と中間加速が力強く滑らかになったことを実感。エアコンの効きも、外気温が明かに上がっているにもかかわらず添加前の温度設定では寒くなり、1℃ほど設定温度を高くしました。

以前、同種のマイクロロン・エアコンディショナーフィックスのテスト&レポートをしましたが、効果は同等、価格は半分以下。お得です!

効 果:★★★★
作業性:☆☆☆☆
買得感:★★★★★


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