リッツ・ピュアポイントMS-002
| 標準価格: | 1万290円(2個セット) |
| 発売元: | リッツソリューション http://www.ritz-sol.co.jp/ |
スーパーヒューズ、パワーシフトで知られるリッツからまた怪しい製品が発売されました。その名は『ピュアポイント』。すでにいくつかの雑誌にレポートが掲載されているのでご覧になった方も多いと思いますが、左右のドアポケットに引っ掛けてダイヤルをエンジンの方向に合わせるだけで、エンジンが発生する電磁波をコントロール。その結果車内環境やオーディオの音質、エンジン性能、サスペンションやブレーキ性能などを向上させるという、とってもオカルトチックな製品です。
リッツは車載および家庭用の電子・音響機器の設計製造メーカーで、もともと電気の流れやノイズなどに非常にシビアな目を持っています。その研究過程でクルマを地面にアースさせると車内の話し声が聞きやすくなったり、エンジンの吹けが良くなることを発見。ボディに帯電した浮遊電流や車内を含めたクルマの周囲に漂う電磁波が少なからず影響しており、アースするとその浮遊電流や電磁波が減ることを突き止めます。
地面にアースしていたら走れませんから、別の方法でこの浮遊電流や電磁波を取り除けないかと開発が進められ、まず送り出されたのがパワーシフト。これはクルマの電気回路、特にボディアース側の浮遊電流を取り除く製品で、効果のほどは以前レポートしたとおりです。
しかし、パワーシフトで除去できるのは電気回路内の浮遊電流だけで、車内やクルマの周囲に浮遊する電磁波には対応できません。その空間に浮遊する電磁波を取り除くために、約7年、1000を超える人とクルマでのテストを経てリリースされたのが今回紹介するピュアポイントなのです。
取り付けは、前席左右のドアポケットにピュアポイントを引っ掛け、ダイヤルの矢印をエンジンの方向に合わせるだけ。ただこの矢印の向きが結構シビアで、ドアポケットの位置が低い場合は矢印を少し斜め上に向ける必要があります。
テストは、まずリッツが雑誌媒体向けに設定した栃木県の某テストコースで実施。両サイドがノーステアのまま70〜100km/hで抜けられるバンクになったオーバルコースで、直線部分に高速で抜けるS字セクションとフルブレーキングセクションを設定。クルマは初代エルグランド(後期型)です。
発進加速フィーリングの向上。サスペンションの動きとブレーキフィールの向上。オーディオの音質向上。ロードノイズの減少。閉塞感の解消と会話性の向上など、さまざまな効能がうたわれているピュアポイントですが、比較テストしてまず感じたのが、走行中の車内での話しやすさ。「車内の見えないモヤが取れた」とでも表現すればいいでしょうか、100km/h超のスピードの中でも同乗者の声がクッキリ聞こえ、すごく楽に話せます。
さらに驚かされたのがサスペンション。エルグランドだけに高速S字セクションでは大きくロールするのですが、ピュアポイントを装着するとロールが明らかに減少。これには運転している私はもちろん同乗していた2名も「えっ?」。納得できないけど効いちゃうんだからしょうがない、状態でした。
動力性能については、停止状態でのピックアップの向上は実感できたものの、実際の走りでは明らかな効果は体感できず、ブレーキも同様に差は感じられませんでした。
「面白い商品だけど、音やサスペンションは人によって感じ方に大きな違いがあるから、万人を満足させるのは難しいかなぁ…」などと思いつつ、今度は初期型イスト(FF・1.5L)に装着して街中でのテスト。
ここでもまず車内の会話がしやすくなったことを実感します。エルグランドでは分からなかった車内に入り込むエンジンノイズも減り、前席で前を向いたまま大きな声を出さずに普通のレベルで話した声が後席にもクッキリ届くようになって、非常に快適になりました。また、動力性能面でも走り出しのピックアップと力強さがいくらか向上しています。
サスペンションは、エルグランドとは逆にカッチリとしているため、街中を普通に走っているレベルでは体感効果はなし。ブレーキも変わりませんでした。
現在もイストでのテストを続行中ですが、クルマの特性や走行環境によって体感レベルに差がありそう。どちらかというと1500ccぐらいまでの足回りのソフトなコンパクトカーかファミリーセダンと相性が良さそうな印象です。価格も比較的リーズナブルですし、なかなか面白い商品ですよ。
効 果:★★★☆☆
作業性:★★★★★
買得感:★★★★☆


