ホルツ・アメッシュ
| 標準価格: | オープンプライス |
| 発売元: | 武蔵ホルト http://www.holts.co.jp/ |
今回レポートするホルツ・アメッシュは、ちょっと変わった特性を持ったスプレー式のワックスです。
最大の特徴は「水」の力を借りて成分が塗装面全体に広がるという点。ボディが濡れていても使えるのではなく、濡れていないと使えないんです。
使い方はいたって簡単で、洗車後の濡れたボディにスプレーし、もう一度水をかけて余分な成分を洗い流したら、残った水滴を拭き取って作業完了。
テレビショッピングでお馴染みの「ブロス」なども同じような使い方をしますが、アメッシュはスポンジで塗り広げる工程も不要なので、その分手間がかかりません。
やる人はあまりいないと思いますが、特性上は雨の中でも作業が可能。雨が強ければスプレーするだけで洗い流しも拭き取りも不要になります。
今回のテスト車は下地がかなり荒れており、このままでは施工後のツヤの判断ができないので下地作りを実施。シャンプー洗車のあと、ネンドによる鉄粉除去とポリッシュによる水アカと軽い小キズ落としを行ないました。
その後、再度水をかけてからアメッシュをスプレーすると、吹いた瞬間から水の膜が切れて水滴に変わっていきます。水滴といっても形も膨らみもそれほどキレイなものではありませんが、ボンネットのように傾斜のある部分では、それだけで水滴が流れ落ちていきます。
続いて水で洗い流すと、一瞬泡立つような水が流れ落ち、その後明らかに水切れが良くなったのを実感。ボンネットはその傾斜で水滴がほとんど流れ落ちてしまいました。
説明書によるとこの水で洗い流す工程が成分の定着に重要らしく、タップリの水で洗い流すよう指示されています。確認はしていませんが、コイン洗車機の圧水を使えばさらに定着が強まるということです。
ここで注意点をひとつ。アメッシュをスプレーするとその瞬間から水を弾きます。そこで「もっと吹けば被膜が厚くなるかなぁ…」などと考えてさらにスプレーすると、そこに水はほとんどありません。
水で洗い流してから拭き上げると、アメッシュが流れた筋がクッキリ。いわゆるムラです。ウエスで塗り込むようにして消しましたが、しばらく時間がかかってしまいました。
二度吹きに限らず、以前塗ったコーティング剤やワックスの効果が抜けていない場合、洗車に撥水剤入りのシャンプーを使ってしまった場合も同様のことが起こると思われます。スプレーする前にはボディが水を弾かないか必ず確認しましょう。
また、スプレー後の水滴が乾いてしまっても同じようなことになりますから、気温が高めで乾燥が早そうなときは、少々手間はかかりますがパネルごとにスプレー→拭き取りを繰り返していった方が良さそうです。
吹き上げ後のツヤですが、当然本格的なワックスやコーティング剤にはおよびません。しかし、スプレー開始から拭き上げまで、今回テストしたオデッセイクラスで15〜20分程度で済んでしまう作業性を考えれば納得できるレベルです。
耐久性は、説明書によると1〜2ヵ月ということ。これまで、この類の製品の多くは「1〜2週間か雨1回」が相場だったので、このアメッシュにもさほど期待はしていなかったのですが、15日を経過した時点で施工直後とほとんど変わらない撥水性、排水性を維持しています。
その間の雨は4回で、内2回はかなりの豪雨。これまでの経験からすると、少なくとも1ヵ月は満足できるレベルを維持してくれそうです。これ、結構スゴイことですよ。
ツヤと保護を考えれば、固形ワックスやコーティング剤で仕上げるのがベストなのは言うまでもありません。しかし、ワックスがけやコーティング処理には相応の手間と時間がかかります。
一度キッチリ仕上げたら、次に時間が取れるまではこのアメッシュで乗り切る。そんな使い方に十分応えてくれます。
価格は実勢で1500円前後。容量は300mlで、オデッセイクラスだと2回分ぐらいでしょうか。個人的にはちょっと高いかなぁ…という印象です。
効 果:★★★★☆
作業性:★★★★☆
買得感:★★★☆☆


